ウイフルエンザ

「ウィルスは人為的に蒔くのよね。ワクチンとセットで」
「それはコンピューター限定です。ウイルスはものすごいスピードで分裂するので、突然変異だけで環境変化や敵に対処できるそうです。ひとりで増えていくんです」
「他人と協力して、人為で遺伝子を掛け合わす必要がない」
「人為を加えずに勝手に変化増殖しなければウイルスと呼べません」
「暑くなったらその環境に合ったウイルスが発生するのね」
「その環境にあった動物も、生殖で発生するよ。どっちも全滅とかしない」

天高く秋晴れお洗濯日和

一回の洗濯物に足りる洗濯バサミがあるのはうれしいことです。
「こんなにうれしいのは今のうちだけだろうからこまめにお洗濯するの」と姉さまはいいます。こないだまでは「洗濯バサミが足りないからこまめに少ない量でお洗濯する」といっていたのでした。

「干すたびに1、2個パリンと砕けていっていてね」青地に紺、白、黄色のプリムラと、緑の濃淡の葉の花柄のワンピースを干しながら姉さま。 「プラスチックが紫外線で劣化したのね」と綿帽子。

ハンドメイド硝子製

「そして外ではさっぱり思い出さないのよ。だからずっと足りない上に減少傾向でね」

匠(たくみ)の妖精さんがいつのまにか置いていってくれた洗濯バサミです。
「クローバー型とか蛙型とかマトリョーシカ型とか星型とか作ってくれるのね」
綿帽子は紺色に白の水玉とパイピングのワンピースを着た子が一番気に入りました。

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