3バレルのお茶をご用意してお待ちしています

その頃九次元では、木星がかんかん照りの道を急いでいた。汗はかかずに舌を出す犬のように、オーロラを出して体を冷やすのだ。
オレンジ色の西風(ゼフュロス)を探して、どうしても日付より前にお茶会の招待状を突きつけなくては。
「西から来るんだから西に住んでるんじゃないの」

それどうやって染めたの

向日葵を追って行くと中から髪が水色と紫の中間の色の男の子が現れました。
「この子を連れて行こう。もてあまされてそうだから、きっと騒ぎにならない」

広い空間

「何の中から出てきたの?」と綿帽子は聞きました。
「ハイヒールの中から」と水色髪の男の子は言いました。
「ハイヒール?」
「ハイヒール。踵の高い靴です。トゥ先は尖っていました」
ハイヒールが何であるかは知っていたので、花曜はちょっとむっといたしました。「誰が履いてたの」
「落ちてました。道に、かたっぽだけ」
「靴をかたっぽだけ落としていくなんて、よっぽどのことがあったのね」

全速力バンビ

懸命な皆さまはもうおわかりのように、靴をかたっぽ落としたとしても、両方落とすよりはましなのです。ハイヒールを片方落としたら、ちょっと歩きにくいでしょうね。
それによっぽどのことがなくても、靴を片方落とす人はいます。シンデレラとか。

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