コンクラーベ根比べ
大きな鏡も流れてきます。中に人が映っていて、「いいえ、悪魔です。悪魔が自分の真贋、つまりアイデンティティを気にするとも思えませんが」
「戸籍科が頑張ってくれなかったわけだ」
虫の複眼で見た図、テレビを多画面並べた壁
「『自分だけは特別で一番』と『他の人も自分も見分けられない、メガネメガネ』は似て見えるのか」そんな目で見たらどこもかしこもワンダーランド(驚きの国)です。
「大分乱視入ってますね、コンタクトでの乱視矯正はまだまだなんです。瞳の上の水分の中でぐるぐる回ってしまうので」
雨河海、上下水道、無差別攻撃
川ができれば生き物が来ます。水が熱湯になったってそのうち冷めます。火砕流だって、冷めるんです。濾過されていって色も褪めてくる。
どうして、彼には声がかからなかったのでしょう
川岸ではハートの兵士たちがハートの洗濯です。「鉄条網で守られたハートを盗みに行くのはちょっと」
「心が小さいそうだから盗んでも楽しくないよ」
永遠に誰も欲しがらない物を守る。
こんなに時間をかけて、何を。シビリアンコントロール
「バラ線巻いて平気だなんて鉄の心臓だな」「鱗粉ほどに小さいから刺さらない」
「鋼鉄のハートじゃなかったの」
「毛の生えた心臓ってそれのことか」
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